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 ウィークリーレポート

2012年5月14日(月)13:00更新

<来週の主要経済統計等>
14日 豪3月住宅ローン許可件数
     ユーロ圏3月鉱工業生産指数

15日 独第1四半期国内総生産(GDP)・速報値
     ユーロ圏第1四半期域内総生産(GDP)・速報値
     独5月ZEW景況感指数
     米4月消費者物価指数
     米5月NY連銀製造業景気指数
     米4月小売売上高

16日 日本3月機械受注高
     英4月雇用統計
     ユーロ圏4月消費者物価指数
     ユーロ圏3月貿易収支
     英中銀(BOE)四半期インフレ報告
     米MBA住宅ローン申請件数
     米4月住宅着工件数・建設許可件数
     米4月鉱工業生産・設備稼働率
     米連邦公開市場委員会(FOMC)議事録

17日 NZ第1四半期生産者物価指数-投入高
     日本第1四半期国内総生産(GDP)・速報値
     日本3月鉱工業生産指数
     米新規失業保険申請件数
     米5月フィラデルフィア連銀景況指数
     米4月景気先行指数

18日 独4月生産者物価指数

【ドル円相場】
フランス大統領選びよる政権交代、ギリシャの総選挙の与党敗北など、欧州の政局が不安定になり、リスク回避モードが強まっている。そのため、経済指標よりも欧州債務問題への懸念により、安全通貨であるドル、円が買われる展開となっている。

特に、ギリシャでは緊縮財政を推進してきた連立与党が総選挙で敗北しており、第2党となった急進左派連合との連立協議も難航しており、6月に再選挙になるとの観測も強まっているため、5月いっぱいはこの不安定な地合いが続きそうだ。

ギリシャがユーロを離脱するとの観測も台頭しているため、世界的な株価の圧迫要因となっている。株安の影響で、投資資金は資安全資産とされる米国債やドイツ国債へ向かっており、両国の10年債利回りは過去最低水準まで低下している。

米10年債利回りは一時1.8%を割り込んだ。米国の利回り低下により、日米の金利差が縮小し、円は対ドルで円は買われやすくなっている。先週は、一時79円49銭まで円高が進行し、79円50銭のサポートラインを一時割り込んだ。

CFTC建玉明細によると、5月8日時点のドル円のロングポジションは依然として4万枚を超えており、高値買い玉がしこっている状態。3月末の6万7000枚から暫時減少しているが、まだ整理されたとはいえず、仮に79円を割り込む事態となれば、ストップロスの売りが誘発されそうだ、その場合、200日移動平均線の位置する78円50銭レベルまで下落する可能性があるだろう。

ただ、本日、野田首相が「単独介入の可能性」に言及し、79円台後半から80円台に浮上した。下落する局面ではこうした介入要因が働き、安値は長く続かないかもしれない。

【ユーロ相場】
ユーロ相場は、ギリシャの政局不透明感に加えて、スペインの財政問題や銀行への懸念を背景に軟調な展開。

ギリシャでは連立政権の成立難航が予想される。再選挙となった場合、もし反緊縮を掲げる急進左派連合が再び勝利すると、ギリシャの政局は混迷を深めることとなり、EU、国際通貨基金(IMF)などによる融資が先送りされる可能性が高まる。デフォルト(債務不履行)懸念が高まり、ユーロ離脱へつながるとの見方も強まるだろう。

スペインでは、大手銀行であるバンキアが事実上の国有化となり、金融機関の健全性が不安視され、スペインの10年債利回りは9日に6%超まで上昇した。

フランスの次期大統領オラもう一つのポイントになろう。23日に開催されるEU首脳会議が注目される。

※本レポートは、投資に関する断定的判断を提供、またその内容に関する責任の一切を負うものではありません。また性格上、必ずしも当社及び各担当者の方針とも一致するものではなく、投資の最終判断はご自身でお願い致します。エース交易株式会社がインターネット上で公開している相場見通しについては、当社の許可なく販売または転用することは固く禁じております。

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